YouTubeで動画投稿をしていると、「この言葉、使っても大丈夫かな?」と不安になることはありませんか?
実は、NGワードを知らずに使ってしまうと、収益化停止やアカウント削除(BAN)といった深刻なペナルティを受けるリスクがあります。
本記事では、YouTubeのコミュニティガイドラインに違反する可能性のある具体的なNGワードや、避けるべき表現、そして安全に動画投稿を続けるための対策を徹底解説します。
知らなかったでは済まされない重要なルールを理解して、健全なチャンネル運営を目指しましょう。
YouTubeにおけるNGワード使用のリスク
収益化の停止と広告掲載の制限
YouTubeで収益化を目指している、あるいは既に収益を得ている場合、不適切な言葉の使用は致命的なダメージになりかねません。
特に、暴力的な表現、性的なコンテンツ、差別的な発言などは、YouTubeの広告掲載ポリシーに違反するため、即座に収益化が停止されるリスクが高いです。
広告主は自社のブランドイメージを守るため、不適切な内容の動画に広告が出ることを極端に嫌います。
そのため、過激な政治的意見や社会的にタブーとされるテーマを扱う場合も、広告掲載が制限される(黄色いドルマークがつく)ことがあります。
一度収益化が停止されると、その動画からの収入はゼロになりますし、制限された場合も表示回数が激減してしまいます。
チャンネル運営をビジネスとして考えるなら、NGワードの使用は百害あって一利なしと言えるでしょう。
常に最新の広告掲載ポリシーを確認し、「広告主が安心できるコンテンツか」を自問することが大切です。
動画の削除と非公開設定
コミュニティガイドラインに抵触する動画は、YouTube側の判断によって予告なく削除されることがあります。
また、AIによる自動検知で「怪しい」と判断された場合、一時的に動画が非公開設定にされ、人間による審査に回されることもあります。
動画が削除されると、それまで積み上げてきた再生数やコメントもすべて消滅し、視聴者もアクセスできなくなります。
もしシリーズものの動画の一部が消されてしまったら、視聴者の楽しみを奪い、チャンネルへの信頼を損なうことにもなりかねません。
「審査の結果、問題なければ再公開される」とはいえ、その間の機会損失は計り知れません。
アップロード前には必ずガイドラインを確認し、際どい表現が含まれていないかを入念にチェックする習慣をつけましょう。
チャンネルの凍結・停止処分
最も恐ろしいのは、チャンネルそのものが凍結、あるいは永久に停止(BAN)されることです。
重大な違反を一発で行ったり、軽微な違反を繰り返したりすると、YouTubeから「悪質なチャンネル」と認定されてしまいます。
チャンネルが停止されると、過去にアップロードしたすべての動画が失われるだけでなく、新しいチャンネルを作ることも禁止される場合があります。
これまでの努力や時間、そして視聴者との絆が一瞬にして無駄になってしまうのです。
一度BANされたチャンネルを復活させるのは極めて困難であり、事実上の「引退勧告」と言っても過言ではありません。
取り返しのつかない事態を避けるためにも、NGワードの使用やガイドライン違反は絶対に避けるべきです。
健全な運営こそが、長くYouTubeで活躍するための唯一の道です。
具体的なNGワードと表現の例
YouTubeのAI検知システムは日々進化しており、NGワードの基準も社会情勢に合わせて変化します。
ここでは、特に注意が必要なジャンルごとのNG表現を具体的に紹介します。
ただし、これらはあくまで一例であり、文脈によっては許容される場合や、逆にこれ以外の言葉でもNGとなる場合があることを理解しておいてください。
隠語やスラングを使えばバレないと思っていると、意外と検知されてペナルティを受けることもあるので注意が必要です。
暴力的な表現と言葉遣い
暴力を肯定したり、他者を傷つけることを推奨したりするような言葉は厳禁です。
特に、特定の個人や団体に対する脅迫めいた発言は、即座に削除対象となる可能性が高いです。
具体的なNG表現の例としては、以下のようなものが挙げられます。
- 「〇〇を殺す」「爆破する」といった明確な殺害予告や脅迫
- 「あいつは殴られて当然」「もっと痛めつけるべき」といった暴力を扇動する言葉
- 「死ね」「消えろ」といった過度な暴言や誹謗中傷
これらの言葉は、聞いている視聴者を不快にさせるだけでなく、現実の暴力事件を引き起こすトリガーにもなりかねません。
YouTube側もこのジャンルには特に厳しく目を光らせています。
たとえ冗談やツッコミのつもりであっても、過激すぎる言葉選びは避け、誰もが安心して見られる表現を心がけましょう。
性的なコンテンツと言葉
YouTubeは全年齢対象のプラットフォームであるため、性的なコンテンツや露骨な表現は厳しく規制されています。
いわゆる「アダルト」な内容は当然NGですが、際どい下ネタや隠語の使用もリスクが高い行為です。
具体的なNG表現やコンテンツの例は以下の通りです。
- 性行為や性器を露骨に描写・連想させる言葉や映像
- 児童を性的な対象として扱う表現(これは一発でBANされる重大違反です)
- 売春や援助交際をほのめかす内容
「モザイクをかければ大丈夫」「隠語ならバレない」と考えるのは危険です。
YouTubeのAIは文脈や映像の内容からも判断を行っており、ガイドラインの隙間を突くような行為もペナルティの対象になります。
また、性的な言葉は広告主が最も嫌う要素の一つですので、収益化を目指すならクリーンな言葉選びを徹底すべきです。
差別的な表現とヘイトスピーチ
特定の人種、民族、宗教、性別、性的指向などに対する差別的な発言(ヘイトスピーチ)は、YouTubeで最も厳しく禁止されている事項の一つです。
これらは個人の尊厳を傷つけるだけでなく、社会的な分断を招く恐れがあるからです。
以下のような表現は絶対に使用してはいけません。
- 特定の国や民族に対する差別用語や侮蔑的な呼び方
- 「〇〇人は劣っている」「〇〇教徒は危険だ」といった偏見に基づく決めつけ
- LGBTQ+コミュニティや障害者に対する嘲笑や差別的な発言
「表現の自由」を盾にしても、ヘイトスピーチはYouTube上では認められません。
差別的な意図がなかったとしても、誤解を招くような表現は避けるのが賢明です。
多様性を尊重し、すべての視聴者がフラットに楽しめるコンテンツ作りを意識しましょう。
誤情報とデマの拡散
近年、YouTubeが特に力を入れて対策しているのが「誤情報(フェイクニュース)」の拡散防止です。
特に、人命に関わる医療情報や、民主主義の根幹に関わる選挙情報については、正確性が厳しく求められます。
根拠のないデマや陰謀論を拡散することは、社会的な混乱を招くため、動画削除やアカウント停止の対象となります。
医学的根拠のない健康情報
新型コロナウイルスやワクチン、その他の深刻な病気に関して、公的機関の見解と異なる誤った情報を流すことは禁止されています。
具体的には、以下のような内容が規制対象となります。
- 「ワクチンを打つと〇〇になる」といった科学的根拠のないデマ
- 「このサプリで癌が治る」といった医学的に証明されていない治療法の推奨
- 感染症の存在自体を否定するような主張
これらの情報は、それを信じた人の健康や生命を脅かす可能性があります。
医療や健康に関するトピックを扱う際は、WHOや厚生労働省などの信頼できるソースに基づいた情報を発信するようにしましょう。
選挙に関する誤情報
選挙の公正さを損なうようなデマや、投票行動を妨害するような誤情報の拡散も禁止されています。
例えば、以下のような情報はポリシー違反となります。
- 投票日や投票場所に関する嘘の情報
- 「選挙結果が不正に操作された」という根拠のない主張
- 特定の候補者に対する事実無根の誹謗中傷
政治的な意見を持つことは自由ですが、事実に基づかない情報を「真実」として拡散することは許されません。
選挙期間中は特に監視が強化される傾向にあるため、発言には十分な注意が必要です。
陰謀論と根拠のない主張
「地球平面説」や「歴史的な出来事の捏造説」など、科学的・歴史的事実に反する陰謀論も規制の対象になることがあります。
特に、特定の個人や団体を攻撃する目的で陰謀論を利用した場合、ハラスメントやヘイトスピーチとして処罰される可能性があります。
「信じるか信じないかはあなた次第」というスタンスであっても、社会的に有害な情報を広めることはYouTubeのポリシーに反します。
エンターテイメントとして楽しむ範囲を超え、視聴者を扇動するような内容は避けるべきでしょう。
安全なYouTubeチャンネル運営のために
コミュニティガイドラインの熟読
「知らなかった」で済まされないのがYouTubeのルールです。
まずはYouTubeの「コミュニティガイドライン」に一度しっかりと目を通し、何が禁止されているのかを正確に把握することが重要です。
ガイドラインには、NGワードだけでなく、著作権、プライバシー、スパム行為など、クリエイターが守るべきルールが網羅されています。
また、ガイドラインは社会情勢に合わせて頻繁にアップデートされます。
一度読んだからと安心せず、定期的にYouTubeからの通知や公式ブログをチェックし、最新のルールを確認する習慣をつけましょう。
これが、自身のアカウントを守るための最強の防具となります。
コンテンツの事前チェック
動画が完成したら、すぐにアップロードボタンを押すのではなく、一度冷静になって内容を見直す時間を設けましょう。
「この表現は誤解を招かないか?」「この言葉は誰かを傷つけないか?」という視点で、客観的にセルフチェックを行うことが大切です。
自分一人では判断が難しい場合は、友人や家族など第三者に見てもらい、率直な意見をもらうのも有効な手段です。
また、YouTubeには動画をアップロードする際、著作権や広告適合性を自動でチェックしてくれる機能もあります。
これらのツールを活用し、公開前にリスクを潰しておくことで、安心して動画を世に送り出すことができます。
違反事例の学習
他のチャンネルがどのような理由で炎上したり、BANされたりしたのかを知ることは、非常に有益な学習になります。
過去の違反事例を「他山の石」として、自分も同じ過ちを犯さないように注意しましょう。
YouTubeのヘルプフォーラムや、クリエイター向けのニュースサイトなどでは、具体的な違反事例や対策が紹介されています。
「この程度の表現でもアウトになるのか」「このジャンルは今厳しいのか」といった相場観を養うことができます。
失敗から学ぶことは大切ですが、自分のチャンネルで実験する必要はありません。先人たちの失敗から賢く学びましょう。
まとめ
YouTubeで長く活動し、収益を得続けるためには、ただ面白い動画を作るだけでは不十分です。
NGワードや禁止事項を正しく理解し、プラットフォームのルールを守って運営することが、結果として自分自身を守ることにつながります。
「バレなければいい」という考えは捨て、視聴者にも広告主にも、そしてYouTube側にも信頼されるクリーンなチャンネル運営を心がけましょう。
誠実な情報発信と配慮ある言葉選びこそが、多くのファンに愛されるチャンネルへの近道です。
今日から改めて、自分の動画やチャンネルの設定を見直してみてはいかがでしょうか。
